女性用避妊具や避妊法について詳しく解説します

マイルーラは女性が使う避妊薬

女性用避妊具について

これまで避妊に関して男性(パートナー)に頼ってばかりではなかったですか?女性が避妊をするという感覚があまり無いのかもしれません。ですがあまり知られていないだけで女性が使用できる避妊具や避妊薬が存在します。

男性に頼らずとも自分身は自分で守れると安心です。まずは女性が利用することができる避妊具について解説していきましょう。一概に避妊具といってもいろいろと種類があるので避妊具の特徴やメリット・デメリットをシッカリと理解することが自分に合った避妊具を見つけるには大事なことです。中には病院を受診して(避妊具を装着してもらうなど)行うものもあります。まずはどのような避妊具が存在するのかを知ってみましょう。

女性用避妊具の種類

ここでは、避妊法ではなく【避妊具】について解説していきます。避妊具にも色々な種類が存在します。その中でも今回は【殺精子剤】【IUS】【IUD】【子宮頸管キャップ】【避妊用スポンジ】【ペッサリー】について解説していきましょう。

どの避妊具がどのような特徴があり、どのようなメリット・デメリットがあるのかを知り自分の避妊の選択肢として知識を身につけることはとても良いことです。

殺精子剤

殺精子剤は【マイルーラ】同様、膣の中で精子を殺す避妊薬です。ゼリータイプ、フィルムタイプ、錠剤を、性行為の前に膣内に挿入します。殺精子剤の避妊効果は挿入後5分以上経過してからでないと現れず、また殺滅効果持続時間は約1時間~3時間と言われています。

この間(殺滅効果がある間)に射精が行わなければ無効とされています。いずれも妊娠率は6~26%とかなり幅広いのでコンドームと併用するのが安心ですので良いでしょう。

精子を殺滅する効果が出るまで約5分ですので考えると男性器を挿入する5分前に薬剤を入れなくてはいけないと言うことです。性行為の最中に薬剤を入れるのはなかなかタイミングとしては難しいですよね。

自分で入れるのが難しい場合は、恥ずかしいかも知れませんが男性(パートナー)を巻き込んで愛撫をしてもらいながらタイミングをみて入れてもらうほうがスムーズに事が運びます。試してみてください。

IUS

IUSとは【Intrauterine System】の略で、そのシステムは黄体ホルモンを子宮の中でずっと(持続的に)放出する子宮内システムの事をいいます。低用量経口避妊薬(OC)の高い避妊効果と、子宮内避妊用具(IUD)の長期にわたって避妊ができるという2つの特徴を併せもっています。

IUSは一度の装着で長期間(最長5年)の避妊が可能で、生理の量も少なくなるようです。

【IUSのメリット】
・女性主導で避妊ができる。
・1度の装着で、長期間の避妊が可能になる。
・毎日、避妊のことで悩む(考える)必要が無くなる。
・毎月の生理の量が減り、月経痛を緩和する事ができる。
・全身へのホルモン作用が少なくてすむ。

【IUSのデメリット】
・病院を受診し、医師による診察後、装着・除去が必要となる。
・装着後(初期段階)に生理時期以外の出血(不正出血)が続く事がある。

【IUSの副作用】
・月経出血日数の延長(生理期間が長引く)
・月経周期の変化(今までの周期と異なる)
・卵巣のう胞(ホルモン変化に伴う一時的な症状とされる)
・IUS除去後の出血・月経時以外の出血
・腹痛など

IUD

IUDとは【Intrauterine device】の略で、避妊を目的として子宮内に装着するとても小さな器具のことをいいます。IUDは1度装着することで、長期間にわたり避妊の効果が持続します。

IUDには銅がついているのと、ついていないのといくつか種類があります。銅がついているIUDの方が避妊効果が高いとされていますので、銅付加IUDについて解説します。

【IUDのメリット】
・女性主導で避妊ができる。
・1度装着すれば、長期間(約2~5年間)にわたり避妊が可能になる。
・授乳中でも使用することができる。
・毎日、避妊のことで悩む(考える)必要が無くなる。

【IUDデメリット】
・病院を受診して医師による診察後、装着・除去が必要になる。
・月経量が増えることがある。
・妊娠・出産経験の無い女性は、必ず医師に相談しなくてはいけない。

【IUDの副作用】
・月経異常(いつもの生理と様子が違う)
・過多月経(生理の量が増える)
・月経時以外の出血(不正出血)
・腹痛・疼痛など

子宮頸管キャップ

子宮頸管キャップとは、帽子みたいな形をしたシリコン製のカップを、膣より挿入して子宮頸部にかぶせることで使用する事ができます。子宮頸管キャップは、精子が子宮頸部へ入れないよう阻止します。

子宮頸管キャップにはサイズが3サイズあります。女性の妊娠経験が有るか無いかとこれまで(過去)の出産が経腟分娩か帝王切開かに基づいて、医師が必要なサイズを判断してくれます。

子宮頸管キャップを使用する際には必ず、殺精子剤のクリームやゼリーを併用します。このキャップは性交前に膣内に挿入し、性交後は最低でも6時間はそのままにしておく必要があります。その後48時間以内に外しましょう。

約1年間にわたり、繰り返し使用することができます。キチンと洗って清潔に保つようにしてください。

避妊用スポンジ

避妊用スポンジは、ポリウレタン製のスポンジ(丸いクッションのような形)です。このスポンジを水で濡らして、折りまげた状態で腟の奥深くに挿入することにより、子宮内への精子の進入を阻止します。このスポンジには殺精子剤も含まれていますので物理的にも科学的にも阻止してくれます。

避妊用スポンジは市販されていて、医師によるサイズ調整は不要になります。性交前の(最長で24時間前まで)前に女性が腟内にスポンジを挿入すると、挿入している間は性交の回数に関係なく予防効果があります。

避妊用スポンジは最後の性交後、最低6時間以上はそのままにしておく必要があり、30時間以内に取り除きましょう。挿入後はどちらのパートナーも違和感を感じることはありません。

ペッサリー

ペッサリーとは精子が子宮内に入るのを防ぐ為に、子宮の入り口に装着するタイプの天然ゴム製のフタのようなものです。これを使用するには医師に相談し診察を受けてあなたに合ったサイズ(ペッサリー)を選んでもらい正しい使用方法を医師より教えてもらいます。

その使用方法とはペッサリー自体に殺精子剤を塗り、性行為の前に自分で装着しする方法です。射精後は約8時間経過後に膣内から自分で取り出します。子宮口にしっかりと装着しなくてはいけないので少し難しいです。

その他の避妊法

これまでは避妊具の解説をしてきましたが、ここから先は避妊方法を解説していきます。女性の間では有名な【ピル】や【アフターピル】。妊娠を望んでいる人にとっては当たり前となっている【リズム法】。経産婦の方(これ以上妊娠を望まない人)に向いている【避妊手術】。

いろいろと方法はあります。今の自分に必要な避妊方法やいつかの将来のためにする避妊方法が見つかると思いますので、しっかりと勉強して頭に入れておきましょう。

ピル

ピルは飲むタイプの避妊薬です。ピルのメリットは【確実な避妊ができる】と言うことです。避妊成功率は約99.8%といわれ女性が自分の身を守り自分自身で避妊をすることのできる方法なのです。【月経痛が軽くなる】女性の約8割が感じていると言われている生理痛(月経痛)。

ピルを服用することによりこの生理痛が改善されるようです。飲み始めでは効果が分からないと思いますが3ヵ月ほど飲み続けることにより月経周期が安定し生理痛も緩和されるようです。【月経の量が減る】ピルを飲むことで月経の量が減ります。量が減ると言うことは

生理期間が短くなることを意味します。生理期間が短いととても楽になりますね。月経の量が減ることで貧血の治療にもなる事が分かっています。ピルは飲み続けると周期がとても安定し確実に28日周期になると言われています。

月経周期が安定すればいつ生理になるのか予測ができる為、安心ですね。しかも、月経の日を自由にコントロールすることもできるのです。ピルの飲み方次第では月経の開始日を調整できるのです。

>アフターピル

【アフターピル】とは避妊をしない性行為をした、性行為中コンドームが破れてしまった、レイプをうけた、このような性行為後に緊急措置として飲むことで行う避妊方法です。この薬は性行為後72時間以内(効果が高いといわれているリミット)に服用しなくてはいけません。(72時間以降は効果が低下するといわれています。)

服用することにより、一時的に吐き気や頭痛の症状が起こり、不正出血がある場合もあります。このアフターピル(緊急避妊薬)を服用することにより胎児奇形や不妊の原因になることはないようです。避妊の成功率は約82%といわれていますが、排卵日にドンピシャで当たっている場合や服用が遅かったりするとやはり避妊成功率は下がってきてしまいます。

アフターピル服用後、最初に予定されている生理が今までと変わらない通常の出血量であったなら妊娠の可能性は少ないといえますが、不正出血や妊娠初期による出血の場合も、通常の月経と区別(出血量や出血期間など)がつかないこともあります。性行為があった日より3週間後に妊娠検査をしてみましょう。検査薬が陽性の反応が出た場合は産婦人科を受診してください。

リズム法

リズム法とは、女性の月経周期をみながら月経周期を元に起こるカラダの変化を観察していき、妊娠しやすい日(危険日)と妊娠しにくい日(安全日)を予測する方法です。妊娠しやすいとされる排卵日(危険日)を予測する方法にはいくつかあり基礎体温法や頸管粘液法などの方法があります。

【基礎体温法】基礎体温を測定することにより排卵日(危険日)を予測する方法です。女性の身体は月経周期により基礎体温に変化がでます。生理が始まると低温期にはいり、排卵が起こると高温期に移行するのです。その仕組みを利用してできたのがこの【基礎体温法】です。

ただ、女性の身体はとてもデリケートなので、過度なストレスや過労、体調不良によって基礎体温の予測が困難になることもあります。それに正しい測定方法でないと確実な基礎体温は測定しにくく、体温が乱れることにより排卵日(危険日)を見つけにくくなる場合もあります。

【頚管粘液法】月経周期にともない頚管粘液(子宮頚部の粘液)の性質が変化することで排卵日(危険日)を予測する方法です。方法としては、トイレに行った際下着に付いた粘液を取る、もしくは膣に指を入れて粘液を取って調べるという方法があります。

膣内に指を入れる場合は必ず清潔な手で行いましょう。排卵日(危険日)が近くなると手に取った粘液がとても伸びます。この変化を見逃さないことが大事になります。ただし、体質によっても性質は異なってくるので、慣れていない人には判断が難しいと言えるでしょう。

避妊手術

女性の避妊手術とは、女性が妊娠するための生殖機能をなくす事を目的とします。 避妊手術を受けることにより、妊娠しない状態が続く事で、望まない妊娠を避けることができます。

出産のたびに帝王切開が続いたり、出産時に難産などで次回妊娠するときの出産が母子の危険を伴う可能性が高い人が受けることも多いです。避妊手術には2種類あり、卵管を切断し糸で縛る方法が1つ。卵管を切断せずにクリップ(プラスチック製)やバンドでとめる方法があります。

どちらも効果は同じなので手術を受ける病院や医師によって方法が違う場合もあるようです。避妊手術を受けたからといって生理がなくなるということはないです。卵管を切断しても女性機能は生きているので普段どおり生理はきます。ですので避妊手術後も閉経までは生理と付き合っていかなくてはいけません。

女性の避妊手術は、約30万程度の費用が掛かるようです。女性の避妊手術にくらべ男性の避妊手術は約10万円と安くなっています。女性の避妊手術は保険適用外となるため、医療機関によっては料金が異なってきます。手術を受ける病院に問い合わせ金額を確認したほうが安心でしょう。

まとめ

いかがでしたか?一言で【避妊】といってもかなりの種類・方法があったと思います。これまで男性(パートナー)に頼ってばかりだった方は「女性が主導をにぎる方法があったなんて!!」と目からうろこの常態なのではないでしょうか。

性行為をして子供を身ごもれるのは女性だけです。妊娠をすることにより女性の生活は一変してしまいます。結婚・仕事いろいろなことが変わってくるのです。妊娠してしまってからでは遅いのです。女性が自分自身で自分の身を守ることはとても大切なことです。

現在は女性ができるいろいろな避妊方法があります。この記事を読んだことをきっかけに自分に合った避妊方法を探してみてはいかがでしょうか?自分に合った避妊方法が見つかるといいですね。